TERA STATION バックアップシステム 設定手順

TERA STATION を2台使って、ネットワーク上の各PCのデータをバックアップする。
web管理画面から、TERA自体にIPアドレスを付与して、ワークグループも統一する。
ユーザ管理にて、各ユーザを追加するが、ユーザ名とパスワードは、Windowsのログインと同じにする(半角英数)。

各ユーザ用のフォルダを3種設けて、user1さんの場合なら、 user1_1 user1_2 user1_3 のように名前を付ける。そして、1は皆から読書可 2は皆から読可 3は本人のみ読み書き可とし、責任者のみ各PCの3のフォルダの読み取りを可能にする。

また、同一ネットワーク内に外部者使用のPC guestを1台置いて、teraの中に1つ共有フォルダ「guest」を持たせ、それは内部者から読み書き可能にするが、guest PCの側からは内部者のフォルダは一切読み取れないようにする。
以上のようなアクセス権限の設定を、ユーザ管理、グループ管理、フォルダ管理を駆使して設定してゆく。

ユーザ管理は、teraにつながるすべてのPC のアカウントとパスワードを設定する。そのユーザの組み合わせで、設定に必要なグループを作成する。
たとえば、not_user1 というグループは、user1以外の全てのuserが含まれるという意味のグループとして作成し、このグループは、フォル ダ user1_2 のアクセス権限を設定する時に、読み取り可能ユーザのグループとして使う。フォルダ user1_2 はuser1には読み書き可能なので、他のユーザ(読み取りのみ)とは異なる設定になるので、not_user1 というグループが必要 になる。同じように、not_user2、not_user3・・・・が必要になる。また、guest以外のユーザを表すグループも必要なので、 not_guestというグループも必要になる。

共有フォルダ管理では、各userに対して3つのフォルダを設けて、user1_1 user1_2 user1_3 として、 user1_1 は、guest以外アクセスフリーとし、user1_2は、not_user1グループ(guestは除く)を読み取り可能にし、user1は読み書き可能にする。フォルダuser1_3は、user1のみ読書可能とし、bossのみ読み取り可能にする。

バックアップ管理は、曜日毎のフォルダ(Sunday、Monday・・・)を2台目のteraに設けて、そこ全フォルダをバックアップさせる(差分)よ うにする。毎日時刻(午前1時など)を決めて、タスクを設定する。それが毎週何曜日ということでセットされるので、7曜日分のタスクが並ぶことになる。
バックアップの開始と終了の時に、報告メールを送信するように設定しておけば、バックアップが問題なく終了したことが毎日確認できる。
そのためのメール送信の設定をし、あとはUPSの設定をしてあげることによって、バックアップシステムが使えるようになる。